アバウト・レイ 16歳の決断
エルファニングが出ている映画はたくさん観てきた。
それらの中にはエルファニングの美しさで成り立っているような映画もあった。
この映画でのエルファニングは性同一性障害の役なので美しさが出ないように工夫されている。
それはエルファニングの演技力を際立たせることになり、たとえ醜くかったとしても良い役者だと思わされる。
また、この映画はエルファニングだけでなく他の役者も存在感があって、「エルファニングの映画」ではない。
真剣な話をしてるときに皮肉をぶつけるおばあちゃんは最高だ。そんな人になりたいし、そんな人と仲良くなりたい。
この映画の公開が流れそうになったのはエルファニングの髪が短いからなのかな。
いまやティファニーの看板やってるし、この映画みたいに美しさ推しでない映画には出ないようになるのかな。
だとしたら残念。
これからもいろんな役で、これまでと同じようにすごい役者だと思わせて欲しい。